情報処理技術者試験を受験したことありますか?
IPA(情報処理推進機構)が実施している「情報処理技術者試験」
IT関連の皆さんなら受験したことがあるんじゃないでしょうか。
わたしも何度か受験したことがあります。
インターネットなどでも過去問題を載せて、問題が解けたり、詳細な解説が書いてあったりと
様々なところで情報処理技術者試験の過去問が利用されています。
試験問題は流用しても良いのか
ちょいちょいちょい!
普通に試験問題がWEB上に載ってるけど、その前に、
試験問題ってWEBで流用してええんか??
って思った人、いるんじゃないですか?
実はわたしもその一人です。
このブログで問題とか書いて、自分がつまづいたとこや、わかりにくかったところなどを、
どうやって理解したかとか書くとしても、問題の使用は許可とかいるのかな~って。
基本情報技術者 テキスト&問題集 2020年版【PDF版】
問題を作っているのはIPA
この問題自体は、試験を開催するIPAが作ったものなので、
「著作権」は当然IPAにあるし、もちろんIPAの「著作物」になるんやな。
じゃあ利用するにはどうしたらええんや~
IPAに対して、メールで許可を申請して、OKが出たら後なら載せてもいいのかなーとか、
単に利用料を払えば使ってもいいよーってなったりとか。
いろいろあーだこーだは浮かんできました。
IPAに聞いてみよう
こうなったらIPAに聞いたるんやで。
というわけで、IPAのサイト( https://www.ipa.go.jp/index.html )へGo!
しらみつぶしに探してみようと思い、見てみました。
IPA 情報処理推進機構(https://www.ipa.go.jp/index.html) より引用
わずか3クリックで目的の内容にたどり着きました!
(とはいっても、ここにたどり着くために何度かいろんなページをクリックして
探した結果そうだった、ということではありますが・・・)
情報処理技術者試験・情報処理安全確保試験士 → よくある質問 → 7.その他
の中に
「試験の過去問題の使用方法(申請方法、使用料等)について教えてください」
というのがあるので、その中について見てみましょう。
流用についてIPAに記載あり
ほんとにドンピシャの内容が書いてありました。
内容は以下の通りです。
IPA 情報処理推進機構(https://www.ipa.go.jp/index.html) より引用
とりあえず利用料などはいらないようですね。
そして結構利用についても寛大な感じ。
ギュッとまとめると
- 情報処理試験制度の意義に反しない限り許諾や利用料はいらない
- 出典(年度、期、試験区分、時間区分、問題番号など)を明記する
で使ってもいいということらしいです。
1.については、教育など、情報処理の技術向上などの目的であったり、情報処理試験制度の
意義に沿う利用方法であれば問題は無し、と。
2.については何年のどの試験の午前/午後の何問目、というのを、問題文の前後に出典として
書いていれば問題なし。
なんや!これだけ守れば使えるんや!!
というわけで、HPやブログで情報処理試験の問題を載せたりするのは上記を守っていればなんの問題もない!!
ということで良さそうです。
ルールを守れば問題は使っても良い
ルールさえ守れば無料で使えるんやで。
ということですね。IPA太っ腹!ですね。
情報処理試験は技術の基礎固めには非常に有用であると個人的には思います。
そんなの持ってなくたって仕事はできるからいらないよ!という意見も
この業界にいると結構よく聞きます。
確かに一理あって、なくても全然仕事できる人はできますからね。
試験受けるのもお金がいるし、一日拘束されますからね。
ただ、ほんとに知らなかったことを知るきっかけになったり、知識を呼び戻すこともあったり、
全く有用でないとは個人的には思いません。
資格を取るという目的が達成しなかったとしても、そのプロセスで得るものはあると思います。
みなさんも挑戦してみてくださいね。
※IPAの関係者ということではありませんのであしからず笑
過去問題も有用に使って、IT技術者が今よりさらに増えるといいですね!
試験受ける人は頑張るんやで~