【野球】安全進塁権が与えられるとき

打者・走者に1つ以上の塁が与えられる場合

打者に1つの塁の安全進塁権が与えられた時、その塁を明け渡す必要がある場合

難しく書いてますが、フォアボールなどで打者に安全進塁権が与えられた時に、押し出される走者が1つ進塁できるときのことを説明しています。それだと自然と行っている動作だと思いますので理解しやすいかなと思います。

打球が走者または審判に当たった場合

打球が走者または審判に当たった時には、打者のみ1つ進塁することができます。それによって押し出される走者にも安全進塁権が与えられるのは前項「打者に1つの塁の安全進塁権が与えられた時、その塁を明け渡す必要がある場合」の通りです。

ただし打球が走者または審判に当たった時は状況によって上記以外の処置がなされることがありますので、以下の記事をご覧いただければと思います。

打球が審判に当たった時の説明はこちらをご覧ください。

ホームラン

これもれっきとした安全進塁権ですね。無意識に実践していると思いますが、4つの塁の安全進塁があります。

守備側が帽子・マスク・その他着衣の一部を本来つけている箇所から離してまたはグラブを故意に投げてフェアボールに触れさせた場合

要するに身に着けているモノやグラブをフェアボールに投げて触れさせた場合は安全進塁権が与えられます。
これに関しては以下に詳しく解説していますので、こちらをご覧ください。

フェアの打球がバウンドしてスタンドに入った場合

要するにエンタイトルツーベースです。2つの塁が与えられます。

フェアの打球が野手に触れて進路が変わって一塁または三塁のファール線外にあるスタンドに入った場合

野手に当たってファールゾーンのスタンドに入り、ボールデッドとなる場合ですね。
こちらも2つの塁が与えられます。

フェアの打球が競技場のフェンス、スコアボード、灌木、またはフェンスのつる草を抜けたりくぐったり挟まって止まった場合

基本的に球場の範囲を示しているエリアにあるフェンスや木や草などの間を抜けたりしてボールを取ることが困難になるケースですね。こちらも2つの塁が与えられます。

りょーへー
りょーへー

「灌木」は「かんぼく」って読むんやで。
3m以下の低い木のことを言うんや。

送球がスタンドまたはベンチに入った場合

スタンドやベンチに入った時点でボールデッドになります。2つの塁が与えられます。

送球が競技場のフェンスを越えるか、くぐるか、抜けた場合

スタンドやベンチに入った時と同様です。2つの塁が与えられます。

送球がバックストップの上部のつぎ目から、上方に斜めに張ってある金網に上がった場合

これも取りにいけませんのでボールデッドですね。2つの塁が与えられます。

送球が観衆を保護している金網の目に挟まって止まった場合

ボールが挟まって止まってしまった場合はたとえそれが手で外れる場合でも2つの塁が与えられることとなります。

四球・三振時の投球が、捕手/球審のマスクまたは用具、あるいは球審の身体に挟まって止まった場合

四球の場合は挟まったとしても打者は基本的に四球の扱いと同じですのであまり気にしなくて良いですね。
それに加えて走者にも1つ塁が与えられます

後逸してランナーが進むことが出来たであろうという扱いだと思います。
これは四球によるフォース状態以外の走者にも与えられるのが通常の四球との違いですね。
ランナー1・3塁でこの状態の時に3塁ランナーは本塁に進塁できます。

三振の場合は打者に関しては振り逃げが成立する場面でのみ1つの塁が与えられます
成立しない場合は三振で打者は安全進塁権は与えられません。
走者は振り逃げの条件と関係なく1つ進塁することができます

これに関しては別記事にまとめていますのでこちらをご覧ください。

四球・デッドボール

これはご存じかと思います。1つの塁が与えられます。
それによって押し出される走者にも安全進塁権が与えられます。(フォース状態の対象走者のみ)

なかなかいっぱいありました。。。

このように安全進塁権が与えられるケースは様々です。
無意識で実践していたものから知らなかったことまで幅広くありますね。

基本は審判が理解していて正確にジャッジしてくれるとは思いますが、いくつの安全進塁があるかをしっかり把握していると、ボールデッドでないケースで安全進塁権以上の塁をアウトを賭して狙うことも可能ですし、それを阻止することも可能になります。

こういったルールもしっかり覚えておくと野球に対する幅が広がりますね。

りょーへー
りょーへー

いっぱいあるけど、ちゃんと理解するんやで~

野球のルール
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