セットポジションは完全停止しないとボークになる。というのは野球をやっている人なら誰もが知っているルールだと思います。しかし、ランナーがいないときは静止しなくていいの?という疑問を解決します。
まずはランナーがいるとき
ランナーがいるときに、ピッチャーはセットポジションで投げます。
セットポジションは投げる前に「完全停止」をする必要があります。この「完全停止」をしなかった場合は「ボーク」が宣告され、ランナーが次の塁に進塁することを許されます。
りょーへー
これはまぁ常識やな。
では、ランナーがいないとき
答えは
プロ野球は問題なし。
アマチュア野球は「ボーク」
です。
りょーへー
なんでプロとアマで違うんや!そんなルールあるわけないやろ!
という気持ちもわからなくはないですが、実際に公認野球規則に書かれているんです。
公認野球規則5.07a(2) セットポジション の項に【原注】として
走者が塁にいない場合、セットポジションをとった投手は、必ずしも完全静止する必要はない。
と記載されているのですが、【注1】として
アマチュア野球では、本項【原注】の前段は適用しない。
と記載されているのです。 ( 本項【原注】 =走者が塁に~の文章です。)
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りょーへー
だからプロはOK。アマチュアはボーク。ってことになるんやな。
アマチュアでランナーなしのセットポジションは意外と多い
ワインドアップよりも制球が定まったりといった利点があるなど、理由はいろいろあると思いますが、 ランナーがいる/いないにかかわらず、常にセットポジションで投げるピッチャーは結構います。
わたしも草野球をやるのですが、ランナーなしで完全停止していないからといって 「ボーク!ボーク!!」 と叫んだりはしません。笑
でも厳密にはボークになるということは知っておいて損はないと思います。
りょーへー
セットポジションは常に完全停止するんやで~
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