少年野球などでは学校とかグラウンドにベースをポンと置いて野球をすることが多いと思います。そんな時にベースが動いてしまう事態が発生したらどうしたらいいんでしょうか。そんな疑問を解決します。
プロなどの球場ではほぼ起こることはない。
プロなどで使用する球場はもちろんですが、野球場として作られているところでは、ベースが動くという事態はまず発生しません。
ベースは固定されてるからやな
そうです。ベースは地面に埋めてある器具とベースをがっちゃんこして固定しているのです。
プロ野球でベースを交換する動画があるようでしたので、これを見てもらえればわかりやすいと思います。
少年野球や草野球などではほぼベースは固定されていない
少年野球や草野球などではグラウンドや学校で野球をするたびにベースを運んできて配置するということが多いのではないかと思います。もちろんその場合は固定されていないのでベース自体は簡単に動きます。
ここからが本題です。
では、プレイ中にそのベースが動いてしまった場合はどうなるのでしょうか。
よくあるのが、プレイ中にランナーがスライディングをしてベースが飛んで行ってしまうケースです。
その場合ランナーはどうすればいいのでしょうか。
ベースがもともとあった位置におればええんやで
そうなんです。動いたベースに向かって歩いて行ってベースを踏みなおす、ということはしなくていいんです。
もともとベースがあったであろう場所にとどまっていればいいのです。
公認野球規則5.09b(4)の【規則説明A】において、ベースが動いてしまった場合はそのランナーに対していかなるプレーもできない、と定められています。
なので、守備側がタッチしようが、ランナーは基本的にアウトになることはありません。
ただし、ベースが飛んで行ったあとで次の塁に進もうとしてベースから明らかに離れた場合は除きます。
その場合はベースから離れていればタッチされた時点でアウトになります。
次の塁に進もうとしてやめた場合はベースの元あった位置に戻る必要があります。
ではもともとベースが動いてしまった塁に行くときは
自分より前のランナーがベースを飛ばしてしまった場合はどうなるのでしょう。
例えば、ランナー一塁で、バッターがセーフティーバントをしたとします。
サードがとって二塁へ送球、セカンドベースでランナーがスライディング、ここでベースが動いてしまった。
ただサードから二塁への送球は悪送球となり、ボールは外野を転々としています。
先ほどスライディングしたランナーは三塁へ向かいます。
バントしたバッターも二塁へ向かいます。
この時点で二塁ベースは今動いてるから変な場所にあるはずやな・・・
さて二塁へ走っているランナーはどうすればいいのでしょうか。
もうわかりますね。
もともとのベースの位置を踏めばええんやな
そうです。どのような状況でも
ベースが動いてしまった場合は元の位置を踏む
ということが基本です。
こちらも公認野球規則5.09b(4)の【規則説明B】にその旨が記載されています。
ちなみにプロ野球でもし起こった場合は
固定されているベースでもベースが動いてしまうことがもしかしたらあるかもしれませんが、ルールは同じです。元あった場所に触れればそのベースに到達しているものとみなされます。
ベースが動いてしまってもあわてない。
元の位置を踏む。という基本さえ押さえておけば全く問題ありません。
ベースが動いてもあわてず冷静に元の位置に堂々といるようにしましょう!