【野球】打撃妨害で盗塁やスクイズが重なった場合

打撃妨害が起こった時、基本的な取り扱いとしては安全進塁権を持って、打者が1塁へ行くことがほとんどです。しかし、打撃妨害の時に盗塁やスクイズなど他の要因が重なった時はどうなるのでしょうか。ちょっと応用編のプレイを解説してみたいと思います。

まず打撃妨害とは

打撃妨害は打者を妨害することによって発生します。よくあるのは打者が1塁へ進むということです。
ただ、例外もあります。それについてはこちらで解説していますので、お時間あったらご覧になってください。

1)打撃妨害 + 盗塁

打撃妨害の際に、盗塁を行っていた場合、盗塁を行った走者は盗塁をした塁に進むことが出来ます。
もちろん打者も1塁に進むことができます。これらは野球規則の5.06b(3)(D)に記載されています。

ただし、盗塁した先の塁に走者がすでにいる状態で、その走者が盗塁していなかった場合は認められません。
もちろん先の塁の走者も同時に盗塁をしていれば問題なく両走者とも次の塁に進むことが出来ます。
あまりないケースですが、先の塁の走者が盗塁していなかった場合は認められません。例えば1塁2塁で1塁ランナーだけが盗塁をしていて、打撃妨害が発生した場合は認められないことになります。

2)打撃妨害+スクイズ

スクイズに関しても先ほどの考え方と同じです。
スクイズで走っていた走者は本塁へ進むことができ、得点が認められます。
打者はもちろん1塁へ進むことができます。

打撃妨害の時はランナーが走っていれば全て次の塁へ進める

今回の結論は ↑ の見出しの通りです。
走者が走っていたかいなかったかの判断は当然審判の判断となります。

打撃妨害の時に出塁率がどうなるかについても記事がありますので、良ければご参考にしてください。

【野球】打撃妨害は出塁率に関係するの??
打撃妨害を受けて出塁した時、出塁率はどうなるのか。ここではその考え方について解説しています。
りょーへー
りょーへー

打撃妨害が起こった!って瞬間に猛ダッシュで盗塁してもあかんで!笑

というわけで今回はこの辺で。

野球のルール
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