【野球】戻るときは必ず逆走しなければならないか

野球で自分がランナーの時に先の先の塁あたりで、元の塁に戻る必要が生じた際、どのようにして戻らないといけないかはご存じですか?例外パターンなどがないかどうかも含め、確認の意味を込めて、一度ルールを確認してみてはいかがでしょうか。今回はそんな逆走するときのルールについて記載したいと思います。

抜けると思った大飛球がキャッチされた場合

一塁走者として出塁している状態で、打者が外野へ大飛球を打ちました。
走者は抜けると判断し二塁を回って三塁へ向かいました。しかし外野が間一髪ダイビングキャッチ、その飛球を捕りました。それを見た走者は一塁へもどろうとします。

この時、走者は必ず進んだ塁を戻らなければなりません。
今回のケースでは二塁ベースを踏んで、さらに一塁へと戻る必要があります。二塁ベースを踏まずに一塁へ戻ることは許されません。そのようなことをするとスリーフィートオーバーで走者はその時点でアウトになります。

りょーへー
りょーへー

そんなことするやつおらんやろー

そう思うでしょう。意外とあるんですよ。
特に多いのはベースを回った瞬間に戻るパターンなどがありますね。
二塁ベースを踏んで回った瞬間にあわてて戻る場合に二塁ベースを踏み忘れることがあるみたいですよ。

記事記載後に良い事例がありましたので、動画をリンクさせていただきました。

【前代未聞】まさかの幕切れ…『最後は“浅村栄斗の好判断”』

この動画の1:13頃がわかりやすいですね。杉谷選手は一瞬二塁ベースを回って一塁へ帰塁しています。
これは二塁ベースを踏んでいないと判断されますので、アピールプレイでアウトになったというものです。
それにしても浅村選手ほんとによく見ていましたね。

マーリンズ時代のイチロー選手も似たような走塁をしたことがありました。
その時は一塁ランナーで外野へのフライに対し二塁に到達したが取られると思って一瞬一塁方向へ戻るも、打球が外野に落ちたため、二塁ベースを踏まずに三塁へ進塁するというものでした。
この時もアピールプレイによってアウトとなっています。

このルールは公認野球規則5.06b(1)に踏んだ逆の順序で戻るように記載されています。

では、逆走しないでいいパターンはあるのか?

結論から言いますと、ボールインプレイ中は必ず進んだ塁をたどって戻らなければなりません。これは前述のパターン以外で戻る場合でも同じです。

では、逆走しないでいいパターンなんてあるのか。

あえてあると言えば、ボールデッドになって戻るときです。
打者がポール際にいい当たりを打って、打者が二塁を回って三塁へ行くが、結果はファール。
その時は二塁ベースを踏まずに一塁へ戻って問題ありません。

これも公認野球規則5.06b(1)にボールデッドの時は踏まずに戻っていいよと書かれています。

まとめ

  • ボールインプレイ中:必ず踏んだ塁の通り戻る必要がある
  • ボールデッド:踏んだ塁を飛ばして元の塁に戻っても良い

りょーへー
りょーへー

逆走するときは基本は踏んだとおりに戻るんやで!

野球のルール
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